英語劇ドットコム

シカ・マッケンジーによる英語劇・英語演技についてのブログ

四大学英語劇大会

2016年度四大学英語劇大会(3)

日本で英語劇を上演する際、まずは演目選びが重要です。海外の戯曲は異文化で創作されたもの。演じる側と見る側、どちらにとっても基本的に異文化で、どう架け橋をかけるかが難しい。このことは、前にも書かせて頂いたとおりです。 テネシー・ウィリアムズ作…

2016年度四大学英語劇大会(2)

役づくりはミルフィーユのように、丁寧に細かく層を重ねることが必要。実はそれだけでは演劇は成り立ちません。ぞんぶんに楽しむためには、お客さまである観客側にもミルフィーユが必要なのです(!)『I Hate Hamlet』はそれを強く感じる戯曲。今年の慶応大…

2016年度四大学英語劇大会(1)

今年も拝見してまいりました四大学英語劇大会。初日に四団体さま全ての作品を鑑賞させて頂きました。制作&運営スタッフの皆さま、キャストの皆さま、ありがとうございました&おつかれさまでした! 今年の演目も、たいへんに難易度が高いものが揃っていまし…

2015年度四大学英語劇大会(2)

毎回野心的な題材に挑戦のひとつだプロダクションさま。今年はカフカの『変身』の舞台劇バージョンを上演して下さいました。これは非常にうまくまとまっていたと思います! 最初から最後まで楽しませて頂きました。The Metamorphosis作者: E Thomalen,Nathan…

2015年度四大学英語劇大会(1)

第79回四大学英語劇大会@志木パルシティ、初日に拝見してまいりました。毎年各校素晴らしい作品を上演していらっしゃるので、とてもよい勉強になります。本年度の演目を初日の上演順にご紹介していきますね。まずは立教大学さまの『Tribes』。先天性の聴覚…

2014年度四大学英語劇大会(1)

去る11月23日、24日に行なわれた四大学英語劇大会。今年も大盛況のうちに終了、おめでとうございました&おつかれさまでした! 私は24日のファイナルを拝見。とてもよい作品ばかりでした。まず、早稲田大学さまの『Eurydice』。これは好きです! よい戯曲をお…

2013年四大学英語劇大会(3)

更新遅くなりました。2013年度の四大学英語劇大会、立教大学の皆さまによる『The Crucible』の感想です。昨年のファミリードラマから一転、すごい作品に挑まれました。本当に・・・一日に四作品すべてを見るのはしんどいかなぁと思っていましたが、初日の最…

2013年四大学英語劇大会(2)

昨日の続きです。早稲田大学の皆さまの上演は、異国に渡って真実の愛を見つける青年を描いた『Shmulnik's Waltz』(台本はSamuel Frenchのページ:http://p.tl/Zph2で)。立教大学の皆さまは、1692年マサチューセッツ州での魔女裁判を描いた『The Crucible』…

2013年四大学英語劇大会(1)

埼玉県志木市パルシティで毎年行なわれる"四大学英語劇大会"、今年も拝見してまいりました。初日に四作品、一気に観劇! まず、慶應大学の皆さまによる『In My Mind's Eye』。次に、一橋&津田塾大学の皆さまによる『Boeing Boeing』。Boeing Boeing作者: Ma…

2012年度四大学英語劇大会(2)

昨日鑑賞できなかった2作品を拝見。どちらも名作! まずは女性の成長と自立をコミカルに、スタイリッシュに描いた『Out of Sterno』を早稲田大学の皆さまで。Out of Sterno作者: Deborah Zoe Laufer出版社/メーカー: Samuel French Inc Plays発売日: 2009/0…

2012年度四大学英語劇大会(1)

5大学4団体が英語で演じる舞台劇の腕を競う"四大学英語劇大会"にお邪魔してきました。この大会、かなり前から存じ上げていたものの、実際に観覧させて頂くのは初めてです。わたくし、日本で英語劇ドットコムを立ち上げて以来、初めて英語劇ドットコムらし…